MIDI検定の公式ガイドブックをMIDI検定の講師が紹介!

投稿日:2021年5月19日

みなさんこんにちは、MOSO_WORK.の中の人武安です。

今日は、これまで行ってきたワークショップの中でDTMの唯一の資格、MIDI検定の本について紹介していきたいと思います。

音楽電子事業協会の公式から出ている本はであり、入門に最適で合ったり、深い内容を網羅していたりとおすすめの本です。

ミュージッククリエイターハンドブック
MIDI検定公式ガイド

まず、一冊目は「ミュージッククリエイターハンドブック MIDI検定公式ガイド」。

こちらは主にMIDI検定で3級から1級までと幅広く使えるテキストとなっております。

なかなか分厚い本ですが、ありとあらゆる内容が網羅されており、もはやこれ1冊あれば問題なしといえるほどの内容です。

モノクロにはなりますが、写真や図が多くて見やすいのもポイントです。

また、調べたい用語などは、本の最後に索引があるため、調べるのも簡単と優しいつくりになっております。

どんなことを学ぶことができるの?

本のセクションは7つにわかれており、「音楽制作の歴史」、「音楽制作ツール」、「MIDI」、「音響学」、「オーディオ」、「音楽理論とMIDIによる表現」、「著作権」と分かれております。

音楽制作の歴史では、たくさんの機器の写真なんかもあり、古い世代には懐かしく、また最近の子には目新しい機器がたくさんあり、興味深く読み進めることができると思います。

「MIDI」や「オーディオ」は、DTMでも使うものですから、知識として当然あった方がいいですが、中でも「音響学」の分野が入っているのもおもしろいですね。

電子楽器との兼ね合いで学ぶわけですが、オーディオで波形なども扱いますので、この機会に学んでおくと、より身になると思います。(もちろん試験対策にもなります。)

「音響学」といわれると理系っぽい感じに聞こえますが、書いてあることはそんなに難しくなく、読み物としてわかりやすくと学ぶことができます。

MIDI検定の実技を受けるには必読!

MIDI検定との兼ね合いで言えば、「音楽理論」の項はちょっとおもしろいですね。

もちろん通常のよくある「楽典」みたいなのもありますが、DTMの本なのでそれ以外の、よりDTM寄りの楽典みたいなものもあるわけです。

例えば、「分解能」というものがあるのですが、これはMIDI検定で実技を受ける時には、必ず必要になる知識です。

普通の楽典だと、「4分音符は1拍分の長さ」と言われます。

ただ、コンピュータというのは0と1の世界ですから、もっと具体的な数値として「960」もしくは「480」となるんですね。

4分音符一つとっても、通常の楽典とは若干見え方が変わってきます。

後はf(フォルテ)とかも、通常の楽典では「強く」ですが、同じくコンピュータは数値の世界。

本では、具体的にこの強さの目安はこのくらいの数値で、と提示してくれています。

具体的に言うと、本ではmf(メゾフォルテ)は数値として80くらいのベロシティがあれば表現できるとだろう書かれています。

こういう普通の楽典とはちょっと毛色が違うことも書いてありますので、DTMをするうえでは読んでおいてもいいと思いますし、MIDI検定を受けるのであれば必読です!

分解能ついでに書くと、MIDI検定の実技を受けるのであれば「イベントリスト」の表記の見方なんかも知っておかなくてはならなくなります。

イベントリストは使用するDAWによって表記方法が違ったりするのですが、この点に関しては、なんとソフト別に解説をしてくれています。

ソフト別と言ってもありとあらゆるソフトではないのですが、cubaseやLogicなど主要なソフトに関しては、ほとんど網羅しています。

ただ、古いバージョンのDAWで書かれているため、使用に若干の違いがある場合もありますね。

後はドラム。

ドラムは、叩いたことがない方にはわかりにくいかもしれません。

ただ、この本では、そんなドラム譜の読み方も伝授してくれます。

加えて、どうしたら「ドラムっぽくいい感じに聴こえるか?」といった実技的なポイントも教えてくれます。

ドラム以外にもストリングスなど、様々な楽器の演奏表現のコツを伝授してくれるわけですから、この本1冊で本格的な音楽制作ができてしまうわけですね。

MIDI検定2級、1級のポイントなんかも書いてあってこれを読まずして検定は受からないと思います。

逆に言えばしっかり読むことで合格も夢じゃない、そんな夢のある本となっております。

ミュージッククリエイター入門
MIDI検定4級対応

もう一冊、MIDI検定4級の本として出版されている「ミュージッククリエイター入門第3版 MIDI検定4級対応 [ 音楽電子事業協会 ]」をご紹介します。

こちらは、MIDI検定4級に対応している本になっており、前述のミュージッククリエイターハンドブック に比べてよりシンプルにいろんなことが書かれております。

ページ数も多くなく、図も多いことから、割とあっさりと読んでしまうことができます。

内容はミュージッククリエイターハンドブック と被るところも多いですが、その中から、特に重要なところをピックアップして、あくまで理解のしやすさを念頭に置かれていると感じます。

ミュージッククリエイターハンドブックは結構分厚いので、分厚い本に苦手意識がある方はまず、こちらの簡易版から学ばれてみるのはいかがでしょうか?

唯一の違いで言えば、ミュージッククリエイターハンドブック の初版が2012年で、こちらが2017年と、どちらかというとこちらの本の方が新しいんですね。

そのため、最近の音楽制作の動向という点で、スマホやタブレットでの音楽制作についても言及しているところがポイントです。

さいごに

今回、MIDI検定の公式本「ミュージッククリエイターハンドブック」と「ミュージッククリエイター入門 」を紹介させていただきました。

ミュージッククリエイターハンドブックは音楽制作に関する幅広いことが網羅されており、MIDI検定の実技を受けるにはまさに必読です!

ミュージッククリエイター入門は、初心者にもわかりやすいつくりになっているため、本格的にとは言わないまでも、初めの導入でちょっと読んでみたい時に有効だと思います。

MIDI検定に興味がある方は、是非、読んでみてくださいね♪

また、MOSO_WORK.でも不定期ながらMIDI検定4級の取得ワークショップを開催しております。

ご興味ございましたら、是非、ご参加ください♪

過去のワークショップ:大阪市・阿倍野コンピュータ音楽ワークショップレポート(2020年12月)

カテゴリー:MIDI検定,音楽の本
タグ:,